■3-2) 色のみに依存しない情報提供(オブジェクト編-1)
ここではイメージ図形など、色のみに依存しない情報の提供方法について考えてみます。先ず、中国料理分布図(Illustratorで制作)の、初期デザイン<図1>をご覧ください。福満園で提供している料理の地域を色で区分けしています。
<図1>

前項c-1)同様に、グレースケールで表示をしてみたのが、以下の<図2>です。
<図2>

知識がない、制作時間に余裕がない時は、あまり深く考えずに上図のようなデザインをしがちです。 しかしながら、アクセシブルなサイト制作などにおいては、この部分に割く時間を惜しんではいけません。
改善事例の中国料理分布図では、Webアクセシビリティへの対応だけではなく、色差や明度差、コントラスト付け、更には、料理地域名にアルファベット(記号)を付けて説明文との関連付けをしました。
色での表現もさることながら、前項で記載しました、色以外の表現方法を多角的にフォローしています。 以上の改善をしたのが、以下の<図3>です。
<図3>

グレースケールで表示をしてみたのが、以下の<図4>です。
<図4>

これが最善とは言えるものではありませんが、
- 各色ごとに色差を付けたこと
- 料理地域の区切り線を単なる線にするのではなく、パターンを施してグレースケールでも区分けがつくようにしたこと
- 強調すべき文字を他より大きく、また縁取りにより明瞭性を向上させたこと
- 料理名の前にアルファベット(A. B. C. D.)を付けて、説明文との関連付けをしたこと(図5参照)
<図5>
※オブジェクトと説明文で、「A.四川料理」とアルファベット「A.」での関連付け。

などの改善を図っています。
