■1) 色覚のバリアフリーとJIS X 8341-3
情報伝達の手段に「色」が使われることは日常的であり、一般的に行われていることかと思います。
ここ数年で急激に普及してきたWebサイトにおいてもそれは例外ではなく、競合他社との差別化や、更なる強調を求めて、「色」の乱用はとどまるところを知りません。
見易さ・分かり易さを向上させるための強調効果を目的に設計されたはずのWebサイトが、色覚に障害を持つ方々(日本に約350万人)や高齢者にとって、時として逆になっているという事実が最近になって話題になってきました。
W3CのWCAG1.0や米国のリハビリテーション法508条にも定められてきているように、全ての方々に平等な情報提供などのあり方が社会的にも求められてきているのです。
この流れを受け、日本でも2004年6月、情報通信に関わる機器及びソフトウェアについて高齢者・障害者に配慮するようJIS(日本工業規格:JIS X 8341-3)規格が定められました。
このJIS X 8341-3(通称、Webアクセシビリティ指針と言う)には、色について、以下のように5.5項、5.6項にて規定されています。
- 5.5 色及び形
- 5.5 a ウェブコンテンツの内容を理解・操作するのに必要な情報は、色だけに依存して提供してはならない。
- 5.5 b ウェブコンテンツの内容を理解・操作するのに必要な情報は、形又は位置だけに依存して提供してはならない。
- 5.5 c 画像などの背景色と前景色とには十分なコントラストを取り、識別しやすい配色にすることが望ましい。
- 5.6 文字
- 5.6 a 文字のサイズ及びフォントは、必要に応じ利用者が変更できるようにしなくてはならない。
- 5.6 b フォントを指定するときはサイズ及び書体を考慮し読みやすいフォントを指定することが望ましい。
- 5.6 c フォントの色には、背景色などを考慮し見やすい色を指定することが望ましい。
福満園では、この流れを準拠して、より多くの方々に見易いWebサイトが構築できるよう、JIS規格における色分野(5.5項)で唯一の認証となる、カラーユニバーサルデザイン機構の認証を目標に、様々な取り組みをしてまいりました。
その結果、現在日本だけで約5200万を超えると言われるWebサイト(2004年7月:Netcraftの調査結果)の中において、2005年11月28日、ホームページとしては日本で初めてカラーユニバーサルデザインとしての認証を取得致しました。

当認証を得たからといって、これに尽きることなく日々研鑽して参る所存ですが、より多くのホームページ制作の現場において、デザイナーを始めとする多くの方々にカラーユニバーサルデザインが考慮されることを願い、そのポイント・改善点について別項にて具体的にご紹介致します。
